外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
ちょっと待て!私はあなたを知らないよ
3本目のワインを開けたと同時に電話が鳴った。
丁度翻訳の仕事が一息ついて、息抜きにと思って飲んでいたワイン。
1本が2本・・・そして3本・・・
飲みながら、祐哉が言ったことを深く頭で考えてた。
ボールは投げられた。それを私がキャッチするか、見過ごすか。
選択方法は二つに一つ。
そんな時だった。スマホには外国の電話番号・・・アメリカからだ。
出ると、懐かしい声。
マーク!