外国育ちのお嬢様は硬派がお好き

ぎくりとする私。もしかしたらまた変な奴ら?祐哉?どっち・・・

一番身近にあったものを手に掴み、ソファーの後ろに隠れる。
廊下を歩く音、リビングのドアーが開かれる。足音が止まる。
空気が変わる。

うわ!なんか物色してる?見えないから怖い!

どうしようどうしようどうしよう!
どうしたらいい?

体を小さく丸くしながら、気配をうかがう。
しばらく動かない誰か。ようやく歩き出し、リビングの中程まで歩いてきた。

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