外国育ちのお嬢様は硬派がお好き

祐哉だ。

なんてタイミングで・・・10階やそこらだったらまだいいけど、
けっこう厳しいよこの時間。

祐哉は少し頭を下げると一番後ろに寄っかかっている。

私たちはドアー側、何も知らないマークはなにやら話をしてくるが、
それどころじゃない。

振り返らなくても、こっちを見られているのが手に取るように分かる。

うう・・・早く着けー!
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