外国育ちのお嬢様は硬派がお好き

「日本酒でいい?」一応聞く祐哉は既に日本酒と決めているようだ。

「いいよなんでも」

「じゃ、のぶさん日本酒で」

「はいよ、桃華ちゃんだっけ?飲み過ぎちゃ・・・
あ、大丈夫かこいつがいれば」

「いえ、その節はすみませんでした。
今日はそんなに飲みませんから」

ばつが悪い・・・

「お前はリミッター越えるまで飲まなきゃ気が済まないたちらしいからな」

「そんなことないよ」たぶんね・・・

「まぁ、いいよ。好きなだけ飲め」

日本酒をグラスに入れる。
< 143 / 363 >

この作品をシェア

pagetop