外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
「え、いいよ私自分で買う」急いでお財布を・・・・
バッグを車に置きっぱなしにしてるし・・・
「ほらな」してやったりな顔だし
「・・・ありがとう」
「そうそう、そうやってりゃいいんだよ」
「え?」
「お前はたぶん一人で何でも出来る。
でもな、ちょっとくらい甘えるのも必要」
ほら、と買ってくれたものを手渡された。
熱い。
「熱いうちに食え」さっさと食べ始めてる。
「いや熱いな」口に入れたものを出す祐哉にクスッと笑う。
「そんなに?」私も食べてみる。・・・・「あつぃ」
「だろ」
口に入れたものを出すというお下品極まりないことをした私たちは
お互いにお互いを笑う。