外国育ちのお嬢様は硬派がお好き

「・・・あのな」男の目がすわった。
「なによ!」
「スクランブルエッグだぁ?んなもん卵掻き混ぜて焼いただけだろうが!」
「だったらなんなのよ!」
「アメリカだかなんだか知らねーが、郷に入ったら郷に従えだ!」
がたんと音を立てて椅子から立ち上がると私の肩をぎゅっと掴んで、「座れぃ!」
無理矢理、椅子に座らせられた。

「黙って食え!」

・・・・・・・・

この私に命令するなんて・・・・・信じらんない!

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