外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
気持ちも思考もどっぷりと1958年にタイムスリップしていたのに、
インターホンがせわしなく鳴ったおかげで2013年に無理矢理戻された。
誰?けっこうな時間だよ今。
目を合わせてお互いに「誰?」と言い合う二人。
そのうちにインターホンの音と玄関のドアーを叩く音とが聞こえてきた。
「おい!いるのは知ってんだぞ!開けろ!」
「祐哉だ」「北島さんだ」 同時に言った。
「早く開けろこら!」
「片桐さん、まじやばいですって。北島さんマジギレしてますって」
「どうしよう」 ウサギに相談する私。
「居留守しましょ」 ウサギは逃げた。
「おい、高鍋てめぇこんなことしてどうなるか分かってんだろうな」
「・・・高鍋さんにキレてんじゃない?」
「かんべんしてくださいよ」
「・・・ふんわりさんも一緒・・・かな?」
「絶対一緒ですって」 言い切った。
迷ったけど、バレてるし・・・