外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
エージェントの素敵な失態

勝負は納豆と焼き魚の完封勝ちだ。
私は途中で白旗を上げた。
納豆には申し訳ないが、今後一切好きになることはなかろう。

納豆を口に頬張り、おっおっと涙目で唸る私を、
男は字のごとく腹を抱えて笑っていた。

こんな最低男!見たことない!

こんなときは優しく手を差し伸べて

「大丈夫かいダーリン」とか言って優しくするもんじゃないの?

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