外国育ちのお嬢様は硬派がお好き

クリスマスのパーティーは和洋折衷になった。
私が作ると言ったメニューを聞いた祐哉は顔をしかめ、
日本流のと合わせようということになった。

メニューは・・・ちょっとあれなので、
フランス代表とでも言っておこうか。

祐哉宅でかすみさん高鍋さん二人と一緒にパーティーをすることになり、
二人の甘い夜というのは無かった。

かすみさんと私は案の定飲んだくれ、大いに騒ぎ倒したらしい。

介抱する男二人は大いに疲れたらしい。

プレゼントは『わたし』

と、こねくり回したくなる台詞を言う場面も無く、
目覚めたのは次の日の昼。

「あったま痛いー」

水を・・・水をくれ・・・

頭をおさえながらリビングへ行くと既に祐哉は起きていて、
パソコン開いて仕事?してる。

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