外国育ちのお嬢様は硬派がお好き






祐哉とマークが家の近くのコーヒーショップで向かい合って座っている。

周りから見たら、イケメン二人が揃ってる~♪

とかなるだろうけど、二人の空気はそんなものではなかった。

どっちから話を切るか。

呼び寄せたのは祐哉だが、初めて対面するマークに、

どういった切り込み方をすればいいのかを、探っていた。

性格も何もかもを分からない二人にとっては、お互いにお互いを牽制するしかなかった。

マークに至っては呼ばれた立場なので、話す気はさらさら無いようにも見える。





< 335 / 363 >

この作品をシェア

pagetop