外国育ちのお嬢様は硬派がお好き





3、Hoochie Coochie Man







「っぷっ」

思わず笑っちゃった。




二人で目を合わせて、笑った。


マークには申し訳ないけど、笑うしかない。

変な意味じゃない。
これが私一人だったら、こうはならなかったけど、

ここに祐哉が、大好きな人が一緒だと、またその捉え方も変わってくるってもんだ。


「でもさ、この曲が一番有名だよね」フォロー。
「そうなんだよ」


いろんなミュージシャンにカバーされてるのがこの3曲目なんだけど、

そんなところもマークっぽい、気がする。

いっぱいいいところはあった。
でも、何かが違ったんだ。

それは今の私には分からないけど・・・

このまま分からなくていいことなのかもしれないな・・・



< 347 / 363 >

この作品をシェア

pagetop