外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
3、Hoochie Coochie Man
「っぷっ」
思わず笑っちゃった。
二人で目を合わせて、笑った。
マークには申し訳ないけど、笑うしかない。
変な意味じゃない。
これが私一人だったら、こうはならなかったけど、
ここに祐哉が、大好きな人が一緒だと、またその捉え方も変わってくるってもんだ。
「でもさ、この曲が一番有名だよね」フォロー。
「そうなんだよ」
いろんなミュージシャンにカバーされてるのがこの3曲目なんだけど、
そんなところもマークっぽい、気がする。
いっぱいいいところはあった。
でも、何かが違ったんだ。
それは今の私には分からないけど・・・
このまま分からなくていいことなのかもしれないな・・・