外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
「今日生理?」
神様お願いです、今すぐこの男を私の目の前から消し去って下さい。
アーメン。
ギロっと睨んだ。
何事もなかったかのように2本目の日本酒を手に取っている。
「なんでそんなデリカシーが無いわけ!信じらんない!別に私あなたのところの仕事しなくてもいいんだけど!」
黙っていられなくなった。
「やっぱお前はそのくらい威勢がいいほうがいい。面白い」
「面白くない!」
「お前はいいかもしれないけど、会社はよくないぞ」
横目でちらりと私を確認して、くいっとやる。
くっそー、会社め!こんなに忌々しい気持ちは初めて。