外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
「救急車!」私はスマホを操作した。
「911、911・・・」
おかけになった電話番号は現在使われて・・・
「何?911じゃないの?いつ番号変わったの!意識無い人いるのにやめてよ!」
もう一度画面にタッチする。
911、911・・・
おかけになった電話番号は現在・・・
「おかしいでしょ!」
私は床に転がっている男のした・・・いや、美形な男を確認し、慌てた。
どうしよー、どうしたらいい?考えて私のすこぶるいい頭!
頭をとんとんと叩いてみるが脳の中にその情報は無かった。
うう・・と低くうめく声。
気付いた!シュパっと男の側に座る。