外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
「俺、お前好きだよ」
まるで「おはようさん」と挨拶でもするかのように言った。
枝豆が鼻から出そうになった。
「何言ってんの?」むせる。
「どうする?」
「何が?」日本酒を喉に流す。
「俺と一緒になれ」日本酒を喉に流し込む私をじっと見つめる。、
「・・・」
「あ、ちょっと待って」北島さんのスーツのポケットから携帯の呼び出し音。画面を確認すると、
「考えとけ」と命令し、私の肩をぽんと叩き外に出た。