外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
「酔い冷めた?」
あんだけ飲んだのに、まだ飲んでる。
「まだ飲んでるの?」
シャンパンボトルがテーブルに一本・・・
「飲む?」
「飲まない。帰る」しゃきっと立ち上がった。よし、立てるぞ。
酔いはさめる方向に向かってる!よし!
「気をつけて帰れ」
・・・え?何それ?なんでそんな素っ気ないの?
ソファーに座ってる北島さんをしばらく眺めるも、それ以上何も言わない。
何よ、なんなのよ一体・・・
私はなんだかよくわからない気持ちのまま、北島さんの部屋を後にした。