外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
と言っても3つ隣が私の家。
北島さんは私がこのマンションに住んでるのは知らないはず・・・
自分の家・・・と言っても超近所ってか、お隣さんみたいなもんだ。
自分ちの白いソファーに座って
夜景を眺めながら考えた。
「やっぱありえない!文句のひとつも言わなきゃ気が済まない!」
北島さんのところへ戻って一言ふざけんな!言ってやろう!
振り回されるのは、いや!
こんなの私じゃない!おかしい!ぜったいおかしくなってる!
北島さんのところへ戻った。ドアーを思い切り力任せに開け、いんちき武将が座るソファー目がけ、どかどか足音を立てて歩いた。