わたし色15分間【短編/未完】
座っていたベッドに寝転んで
枕を顔に押し当てた。
「なんでっ…」
わからない。
わからないよ…!
調べられるわけじゃないし
嘘を彼に言うわけにも
いかないし…
彼には
感謝しなくちゃいけないけど
恨みもした。
運悪く携帯が鳴った。
見ると、「彼」。
直接は無理だけど
メールで話したい と言われて
メアドだけは教えた。
読み進めて、
「自分の気持ちが
わかりません。
迷惑かけて、ごめんなさい」
と 書いてあった。
痛いほど、
彼の気持ちがわかった。
「…私も、
わからない、自分が…。」
メールの最後に
正直に、書いた。
――21:15――