わたし色15分間【短編/未完】
気づけば、私は
いつの間にか泣いていた。
美佳ちゃんを助けたいのに、
できなくて、悔しくて、
涙が止まらなかった。
「えっ?!美紀!
ご、ごめん!
そんなつもりは…」
「大丈夫…」
…じゃ なかったけど…。
「ま、待って!
ちゃんと話すからっ!
許して!ごめんって!」
「大丈夫っ、だから…」
泣き止まなきゃ。
迷惑かけちゃう。
「な、何?」
涙を必死に抑えて、
やっと言葉を出せた。
「…ごめんね?
ちゃんと話すね。
私、美紀に憧れて、
話がしたくて。
色々話しかけて。
そしたら、美紀は
ちゃんと答えてくれたね。」