先生、恋しちゃって良いですか?

「あ・・・でも、彼女とかっ」

「俺は浮気しねえ奴なんだよ」

 じゃあ・・いないんだ?


 先生に彼女がいないという真実は、

 あたしを素直にさせた。


「じゃあ、先生のとこに行かせてください」

「勿論」

 先生は優しく微笑んで帰りの準備を始めた。


 ・・・こんな幸せなことあっても良いのかな?

 てか・・先生の家に行くってことは

 やっちゃうってことだよね?


 まあ初めてじゃないから良いけど・・さ

 やっぱり緊張する・・・・・・



「アレン、外で待ってて」

「あ、はいっ」

 塾用の駐車場で先生を待つ。


 あたしは、先生の重荷に

 ならなければ良いんだけど・・・


 ていうか、

 うーん・・・

 ガキに興味ないってゆってたからなあ・・・

「アレン、ごめん、遅くなっ・・・。

 なんで、泣いてんだよ」

 え?

 あれ、ほんとだ・・

 あたし泣いてる・・・・・


「なんでですかね・・?」

「・・・アレン、お前は、―――――」


「・・・先生っ・・」


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