先生、恋しちゃって良いですか?
「先生、先生も・・・
ずっと隠れて泣いてきたんじゃないですか?」
「っ・・・」
あの時、先生がゆってくれた言葉・・・
"アレン、お前は ずっと1人で泣いてきたんだな?
苦しんできたんだな?"
「・・・たかが中学生なら、話せませんか?」
「とりあえず、中入ろ? 寒いだろ・・」
「あ、はいっ・・・」
先生は、話してくれるんだろうか・・?
先生の部屋は、二階の一番奥で
位置的にあたしの好きなとこだった。
ポケットから鍵を出し、ドアを開ける。
ドアを開けた途端、
先生の匂いがした。
その時、あたしはなんかおかしかったんだ。
「・・・せんせい」
「ん?」
ぎゅうっ と先生を後ろから抱きしめた。
「ちょ、アレン?」