東京
二人になりあゆみが声を出す。

『静岡の星の方がきれい?』


「当たり前じゃん。」



あゆみがニヤっと笑う。笑ってやりたいのはこっちの方だ。
真悟の横で分かりやすくにやけて火照ったあゆみを思いだし

「こんにゃろこんにゃろ」と腕をつついた。

『やめてよっ』
と赤面するあゆみ。
明日の二人が楽しみだ。


真悟とあゆみの手の甲が
ずっと触れてたことを俺と文樹は知っている。
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