東京
パーキングで仮眠をとろうとジョージから俺に運転を代わり、少し寝たつもりが全員で二時間寝ていた。


車が伊豆の海についたのは4時前だ。



『いいねぇ夏!海!』

あゆみは海が好きだ。
サンダルを両手に砂浜へ駆け出した。


あゆみが砂に踏み込むと
乾いた砂が足に絡み
宙を舞った。

「太陽出るまで寝ようぜばっち。」

ジョージが眠そうに助手席から出てきた。

「俺は少し遊ぼうかな。」

ふと見ると
真悟はもう走り出しあゆみに追い付いていた。

「乗り遅れた!」

俺は急いで海へ走っる。
運転席で俺の携帯が光ってることには少しも気付かなかった。

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