再会は恋へのカウントダウン~図書館で~【TABOO】
キスをする。少し長いキス。




少しして雪名が離れた。



「ふふっ。寂しそうだね」
「そっ……。そんなこと……」


否定的な言葉を言おうとしたのに雪名の言葉に遮られる。



「ドキドキしてる?俺はしてるよ。紗弥が可愛いから」
「可愛くなんかない」
「そう思うならそうかもな」
「え?」
「でも、そう思えないのなら俺が何度だって言ってやる」
「雪名……」
「紗弥は可愛い。恥ずかしがなくてもいいよ……」





そう言うと甘いキスをまた──
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