不思議なアノコ.・*

そして修学旅行3日目。
今日は…例の自由行動。
朝から夜7時半までで、しかも私服での自由行動が許されている。

俺たちは私服に身を包み、椎奈と柚紀との待ち合わせ場所に向かった。

「柚紀どんな私服なんだろ-…。」

「さぁな。」

…かく言う俺も椎奈の私服姿を早く見たかった。
いつも見てんだけどな??

「つ-か殆ど着物で行動じゃん。
制服で良かったんじゃね??」

「ばかやろぉ高良。
お前は見たくねぇの??椎奈ちゃんの私服姿。」

「なんで椎奈ってわかんだよ??」

「なんとなく??
てか柚紀は俺だけッ」

…コイツ本人の気持ち考え無しに柚紀のこと自分のものにしやがった。

「…あッ
あれ柚と椎奈ちゃんだッ

お-…い……ッ」

2人を見た途端俺も昨哉も…高良も顔を赤くしたと思う。


『…椎奈??』

俺と高良の声が重なった。
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