不思議なアノコ.・*
「とりあえず行こ-ぜ??
時間もったいね-し。」
「そうね。」
「…行こう?? 椎奈。」
「はいッ」
そうして、俺達は着物を着付けしてくれる店へと向かった。
―――――――
―――――
「ね-見てぇ??
あそこにいる着物着てる男ね子達めっちゃ可愛くない??//」
「ホントだッ
ヤバ-い///」
「…俺達ヤバいって。ププッ」
「さっきから色んな奴らこっち見やがる…。
ウゼ-…。」
「まぁまぁ高良くん??
それほどカッコいいってことさ☆
…まぁ半分は『え??なんでこいつら着物着てんの??』的な視線だと思うけど-w」
「…能天気な奴。」
するとそこに…
「待たせたわね、男たち。」
「……えッ??///
柚紀ッ!?//」
「…何??」
…昨哉がテンパってる。
まぁ、そうだよな。
今の柚紀が着ている着物の生地は紫で白い花が描かれていて、とっても色っぽい。
「うわ-… すっげキレ-…// でも他の奴らには見せたくねぇ-…//」
「…何独り言言ってるのかしら。」
「…しい-?? 何柚紀の後ろに隠れてんだって…お前ホントにしい…??//」
ヒョコッと顔をだすと、髪をツインテールにし、生地が赤のピンクやオレンジの小さな花が描かれている着物を着てる椎奈がいた。
「…椎奈??///」
「や…やっぱり変なんだぁ-…。」
「ち 違うッ//
めっちゃ似合ってる!!//」
「ホント…??陸ぅ…。」
ぐはッ…//
なんだよその上目遣い!!
「しい、ツインテール似合ってる。
着物の色も…くそッ誰にも見せたくね-…。」
「それじゃ…町を歩けないよ…??」
「クスッ だから今日は俺の傍から離れんな。
わかったか??」
「え?? あ…はぃ…??」
「そんじゃッ 張り切って行くわよ-ッ!!」