不思議なアノコ.・*
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「…まだティッシュいるか??」
「うぅん、大丈夫れす…グズッ」
「そうか…。」
……………
…………………。
…てか、こ-ゆ-ときは何話せばいいんだ??
「…陸も思っていますよね。何で顔隠しているのかって。」
「え??…まぁ、ちゃんと前見えてんのかなとは思った。」
「…クスッ 本当に陸って面白いっていうか…天然ですね。」
「天然…。」
「……陸には、聞いてほしいです。
しぃの…過去。
聞いてもらえますか…??」
…椎奈の過去。
"俺からは言えねぇ。
椎奈から直接聞くんだな。"
…高良からのあの言葉がずっと頭の中にあった。
「…聞く。
俺は…正直言って、椎奈のことあまり知らないから…。
…でも、俺はどんなお前でも受けとめる。」
一瞬、俺は椎奈が驚いたように見えた。