不思議なアノコ.・*
修学旅行はドッキリがいっぱい!?.・*
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修学旅行最終日。
俺達は今、空港にいる。
「あ~ぁ…修学旅行あっという間だったなぁ-。」
「…そうだな。
ところで昨哉よ-、お前柚紀とはどうなったんだよ??」
「それ聞く?? 高良ちゃん…。
…全然、告白のムード作ることすらできんかったわ。 コレにかけてたんだけどなぁ…。」
「んなそんなに落ち込むこたぁね-だろ??
まだチャンスはあるって。
なぁ??陸。」
「…ん?? あ…あぁ。」
「陸…高良…。
心の友よぉ~ッ」
「抱きつくなッ。
暑苦しい…。」
お前ら…コントにしか見えねぇよ。
「はぁ…。」
…やべぇな、俺。
昨日からずっと椎奈のことしか頭にねぇ。
話が話だっただけにな…でも、これで本当の椎奈を知れた気がする。
…少しずつだけど。
椎奈は本当は明るい、笑顔がとても綺麗なヤツ。
皆にもっと近づきたいヤツ。
とっても…怖がりなヤツ。
…俺は、そんなお前のことを…隣で見守って行きたいんだ。