不思議なアノコ.・*
side:柚紀
「柚ちゃん…前髪切ってほしいの。」
正直、椎奈のこの言葉にビックリした。
…だって、私が何回か椎奈の前髪を触ろうとしたら椎奈とても怖がるんだもの。
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「………ッと、はい椎奈。
これでどうかしら??」
「あ…ありがとう…柚ちゃん//」
「…ん。これでちゃんと椎奈の笑顔が見れるわ。」
「柚ちゃん…」
「椎奈??
…私ね、椎奈のこと一番の友達だって思っているわ??
でも、椎奈は心の何処かで私のこと避けてるんじゃないかと思ってたの。
…ダメね。
一番の友達って言っときながら、椎奈をずっと疑ってた。」
「…柚ちゃん、しぃ柚ちゃんのこと避けてなんかいないよ??
むしろこんな美人な女の子がしぃに話しかけてくれて、友達になってくれて…
とっても嬉しかったの。」