不思議なアノコ.・*
「……わぁ…ッ
すごいキレイ…//
高良くん、ここってもしかして…??」
…そう、しいと一緒に行きたかった所。
「…覚えてるか??しい。
小さい頃、俺がカナダに行く前に2人でここで最後に遊んだだろ??
またお前と一緒にここに来たかった。」
大きなたくさんのイチョウの木の並木道がある河原。
俺としいが最後に会った場所―…。
「…今年もたくさんのイチョウが舞ってる。
しい、ここのイチョウ並木とても好き。
また、高良くんと来れて良かったぁ…。」
俺に蔓延の笑みを見せてくれるしい。
どれだけ思ったことか…その笑顔を、俺だけのものにしたいと。
「しい、こっち。」
俺は近くのベンチに座り、しいを呼び寄せた。