不思議なアノコ.・*
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン…
「り-くッ!!
帰りゲ-セン行こうぜ「わりぃッ 今日無理!!」
鐘が鳴ると同時に教室を飛び出した俺。
「ぜぇ-……ッて…。
…なんだか、今日の陸、俺の扱い酷くね??」
ハッハッ…ハ…ッ
目指すは俺と椎奈の共通の場所。
椎奈の笑顔がたくさん見れる場所…。
ガラッ
「椎奈!!」
俺は勢い良くベランダの戸を開けた。
「はわッ!?
り…陸…??」
そこには、たくさんのスズメと一緒にいる椎奈がいた。
「…てか、走ってきた俺より家に着くの早いってどゆこと??」
「…え?? 最近修学旅行とかでスズメサン達に構ってあげれてなかったからすぐ家に帰ろうかと…。
それより…しぃに何か用事でもあるの??」
「あぁ。 …高良いる??」
「まだ帰ってきてないよ??」
…はぁ。
ちょうど良い。
「今からそっちに行っていい??」
「そっちって…しぃの部屋??」
「正確に言うと椎奈がいるベランダ。」
「……うん。いいよ-。
スズメサン達が陸にこっち来て!って言ってるから…。」
「…サンキュ。 スズメサン。」
そうして、俺は椎奈がいるベランダに行った。