不思議なアノコ.・*
「…最初はビックリしたよ??
でも、ちょっとだけ…嬉しかったの。
こんな自分を好きなってくれる人がいて…しぃのことずっと考えていたって言ってくれて…//」
頬を赤くして言う椎奈。
横顔から見た椎奈の笑顔はとても優しくて…
そんなふうにさせた高良を、とても羨ましくも思った。
だから、俺は思ったんだ。
「高良だけがずっと椎奈のこと考えてたわけじゃねぇよ。」
「…え??」
「椎奈が去年俺ん家の隣に引っ越してきたときさ、俺まだ椎奈が引っ越してきたとは知らなかったんだよ。
…母さんから、お隣に新しい人が引っ越してきたって聞いて、俺と同い年の女の子がいるから仲良くしてあげろって言われて…俺は、同い年のヤツが来たんだ-…ぐらいしか思ってなかった。」
俺は、何急に過去のこと話してんだ??と思い椎奈の顔を伺っていた。
でも、椎奈は俺のことを真っ直ぐに見てくれていて、とても真剣で…また話を続けようと思えたんだ。