不思議なアノコ.・*
…誰を思い浮かぶことができる??
「……え…なんで…??」
なんで…あの人が…
「…思い浮かんだ??
思い浮かべた人のこと…椎奈はその人のことが好き。 無意識にその人のことを考えてるのよ。
…強引なやり方だけど、鈍感な椎奈にはこれが手っ取り早いわ。」
「無意識に…考えてる…。」
…でも、最近は部屋にいても、ボスと話しててもなぜかあの人が頭に思い浮かぶ。
それって…
あの人が好きだから??
「いい?? 椎奈。
私はあなたの見方だけど、その気持ちはあなた自身で解決しなきゃダメなんだから。」
「…うん。
そうだよね…柚ちゃん、ありがとう。」
「お礼を言われるまでもないわ。
さ、今日はこれで帰りましょ?? …あの2人が心配しないように。」
「あの2人??」
「あぁ、気にしないで。」
そう言い、2人はそれぞれ帰って行った。