不思議なアノコ.・*
「正直…まだわからないの。ごめんなさい…。
でも、今日柚ちゃんに相談してきたんだ。」
「じゃぁ、今日用事あるって…」
「うん。 柚ちゃんに会ってたの。
それに1つアドバイスももらったの。」
「アドバイス…??」
「なんかね??
胸に手を当てて…だれを思い浮かぶことができる??って…。」
「しいは…誰かを思い浮かぶことが出来た??」
「ふえ??// あ…うん…ッ//」
…やっぱり、しいは鈍感だ。
思い浮かぶことができたんなら、ソイツがしいの好きなヤツじゃん。
「なら…ソイツがしいの好きな人なんだよ。」
「……そっか、やっぱり…そうだよね。
大丈夫だよ、高良くん。
しぃ、薄々はわかってた。」
「……しい。」
今までに見たことのない、しいの表情。
しいはちゃんと…俺達のこと考えてくれてんだな。
「ごめんな、しい。」
「え…??」