不思議なアノコ.・*
椎奈の好きな人.・*
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ピピピピピピ…
「ん…」
今…6時半。
椎奈は、もぅ起きてるんだろうな…。
俺はそう思いながらベランダに行ってみたが…
「…あれ?? いない…。」
そこには椎奈はいなく、ましてやスズメ達もいない。
…まだ寝てるとか??
まぁ、人間寝過ごすことは誰にもあるしな。←
「ちょっとショック…。」
するとそこへ…
チュン…チュンチュン
「ん…?? お前…毎朝椎奈のとこに来るスズメ達の1羽か??」
チュンチュン
そのスズメは、まるで陸に返事をしているようだった。
「なぁ、今日椎奈は??
…って、お前に聞いてもだよな。」
チュン チュンチュンチュン…
「ははッ お前は俺の言ってることがわかるのか??
さっきから返事を聞いてるみたいだ。
…でも、俺はお前が何言ってるのかわかんねぇんだ。椎奈みたいな力があればいいんだけどな。」