不思議なアノコ.・*

…………
………気まずい。


何かしゃべった方がいいのか…??



ガチャッ

「あ…2人ともはやいね…。」

「しい…。」
「椎奈…。」


「なんか…やっぱりこーゆうの恥ずかしいね。」


椎奈が少しはにかんだように笑う。


でも…そのおかげで、少しだけ変な緊張が解けた気がした。


「…なぁ陸。」


「ん??」


「前にも言ったかもしんねぇけど、お互い恨みっこ無しだ。

…俺はむしろスッキリするよ。」


「…え??」


…高良の言っている意味が…最後の言葉がわからない。

でもその意味はすぐに理解することが出来た。



「…しい、お前の好きなヤツは??」


「…うん。
――高良くん…






…ごめんなさい。」
< 158 / 195 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop