不思議なアノコ.・*
「まったく……マフラーもケーキも悪くないわよ??
女の子ッて感じで。
でもね??
…中学生のクリスマス会かっつーの!!」
柚ちゃんのバックに、なんだか雷の落ちる背景がみえるような気がした。
なんだかもう…なにも言えない。
「…………………。」
「…無視??」
「いッ、いや…ッ
ちょっと圧倒されていました…。」
「圧倒ッて…ていうか話戻すわね。
今の椎奈の計画じゃ、私や昨哉がいたって出来るクリスマスパーティーじゃない!!
せっかくのクリスマスなんだから2人きりでしか出来ないことをしなさいよ。」
「2人でしか出来ないこと…??」
「そう!!
陸に甘ーいクリスマスをプレゼントしなさいッ。」
「は…はいッ!!」
柚ちゃんに思いっきり指をさされ、頷くしかなかった。
「…柚ちゃん??」
「何??」
「--じゃあね??
柚ちゃん達も今日2人でしか出来ないことやるの??」