不思議なアノコ.・*
「こんなとこでどうしたの?? …こっち、おいで??」
「ニャ-」
猫は近寄ってくると椎奈の足下をスリスリ頬をよせてきた。
「…お腹すいたんだ?? キミ他に兄妹とかお母さんはいないの??」
「ニャ-…」
「あぁ…ひとりぼっちなんだ。 …良かったらしぃの家に一緒に住む?? そしたら寂しくないよ。」
猫の首を撫でたらゴロゴロと音をたてた。
もぅ答えは決まってるんだろう。
「じゃぁ、今日からキミはしぃの家族だよ。 でも暇な時はどっか遊びに行っていいからね?? …でも夜は居てほしいなぁ」
そぅ笑いながら言うと椎奈は猫を抱っこした。
「動物にならこうやって普通に話せるのに…しぃは怖がりなんだね。」
そして 椎奈と猫は家に戻った。