不思議なアノコ.・*

「…どうしたの?? お母さん??
…お父さんまで??」


お父さんとお母さんが
2人並んでソファーに座っていた。

…なんかイヤな予感がすると思いながらも、椎奈も椅子に座った。

「ほら、いとこの"高良(タカラ)くん"いるじゃない??」

「…高良くんがどうかしたの??」

確か今カナダに行ってるって叔母さんが…


「なんと!! その高良くんがカナダから帰って来て、この家に一緒に住んじゃいま-すッ」

拍手をしながらとても嬉しそうにするお母さん。
その隣でお母さんをなだめているお父さん。

…ッて、え??
高良くんがこの家に来るの??

「お母さん 何で高良くんが…??」

「高良くん椎奈ちゃんと同じ学校に転入するのよ。
高良くんがその学校が良いってきかないらしいから、じゃぁ我が家に居候しなさいってお母さん提案したの。
まぁ お母さんって優しいわぁ~ウフフッ」

ウフフッってお母さん…
それよりも高良くんが来るんだ…

最後に会ったのが小学校の時だったから今どんな感じなのか全然わかんないや…
< 51 / 195 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop