不思議なアノコ.・*
俺様登場.・*
***********
「え?? 椎名のいとこがこの学校に転入してくるの!?」
「柚ちゃん…声大きいです。」
「あ、ごめんごめん。
それにしてもアンタのいとこ…高良くんだっけ??
今カナダにいるんじゃなかったの??」
「はい…なんだか急に決まったらしくて。
だから部屋を空けるのに掃除や色んなことしなくちゃいけないので大変です…」
はぁ…とため息をつく椎奈。
「部屋を空ける?? …まさか椎奈、その高良くんと一緒に住むの!?」
「え?? はい。
…お母さんが高良くんに一緒に住もうって言ったらしくて。
多分明日ぐらいには来るって言っていました。」
「いやあぁぁぁぁ~ッ
私の…私の椎奈があぁぁあッ」
「え!? ゆ…柚ちゃんッ!?」
「確かに年頃の男と一つ屋根の下っていうのが気になりますな。」
「さッ 昨哉くんッ
いつの間に…」
「クスッ…まあまあ、気にするな。
それより柚紀生きてるか-??」
「…辛うじて生きてるわ。」
…どうしたんだろう、2人とも。
別に知らない人と住むわけじゃないのに。