不思議なアノコ.・*
「クスッ…じゃぁ、今日はハンバーグにします。」
「…おぅ。」
そう言いながら耳まで赤くしてる高良を、椎奈は素直に可愛いと思った。
―――――――
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「はッ!? 椎奈、高良と帰ったのかよ!?」
「…えぇ。 帰ったって言うよりはむしろ連れ去られたってカンジね。 …私の言葉を遮って。」
フフフフ…と気味悪い笑みを浮かべている柚紀。
なんか…ドンマイ。
「ってか、すぐに高良教室から出ていったのって椎奈ちゃんと一緒に帰るためだったんだなぁ-♪
やるなぁ、高良。」
「…ッ 俺先かえるッ
じゃなッ2人ともッ」
…高良のヤロ-ッ
抜け駆けすんな-ッ
「あ-ぁ、…陸もよくあそこまで頑張るなぁ。」
「人間、人を好きになったらすごいのよ…今日は私が椎奈と帰る予定だったのに高良め…」
「まぁまぁ柚紀。
他にもチャンスがあるから元気だせよ??
ほら、クレ-プ屋にでも行こうぜッ」
「…アンタの奢りなら行くわ。」
「しょうがねぇな-。
あいよ。」