不思議なアノコ.・*
「…椎奈??」
「え??あ…陸くん」
「何してんの??んなとこで」
「…あそこ。」
そう言いながら椎奈は窓の向こうの高い木を指した。
椎奈の近くに行って見てみるとそこには鳥の巣と中には雛鳥が2羽いた。
「鳥の巣がどうかした??」
「…雛達がね、お腹空いてるんだって。でもお母さん餌鳥にいったまままだ帰って来てないの。」
椎奈の顔が見えなくても不安がってるのはよくわかる。
すると
「あ…!! 陸くん見てッ」
目線の先を見てみると、ちょうど母鳥が雛鳥のもとに帰ってきてた。