不思議なアノコ.・*
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「いや-気持ち良すぎるぐらいの快晴だねッ☆」
空港に着いたとたん、元気になった昨哉。
「…おめ-回復すんのはえ-よ。」
うん高良。
俺も同じこと思ったわ。
「や-俺、乗り物に乗ってるときだけなんだよね、死んでるの☆」
…そですか。
「…おッ あそこにいるの椎奈ちゃんじゃね??
隣で弱ってんのって…柚紀??」
昨哉の見てる方向に目をやると、椅子に座っている椎奈と柚紀がいた。
「ゆ-ずきッ☆ …って、お前もしかして飛行機に酔ったん??」
「何よ…うるさいわね…。 私乗り物苦手なのよ…椎奈肩貸してぇ~…ウッ」
「ゆ…柚ちゃん大丈夫…??」
「ハハッ お前苦手なものもあるんだな~。」
「何よ。 私だって人間なんだから弱いものの1つや2つはあるわよ…。」
「椎奈ちゃん重いんじゃねぇ?? 柚紀俺の肩貸してやるか??」
空いてますヨ、とアピールする昨哉。
「結構よ。 変な噂が流れたりしたらヤだもの。」
「…り-く-」
「…どんまい。」
よしよしとなだめる俺。
ホント、柚紀は昨哉に対する扱いがこえ-よ。