不思議なアノコ.・*
2ヶ所目は皆さんご存知金閣寺。
「なぁなぁ?? なんで金閣寺こんなゴージャスなのに銀閣寺ってあんなに…銀じゃないの??」
だれもが思うことだよね、うん。
「…知らね-。」
「ンだよ、調べておけよバカ陸-。」
「は?? 高良に言われたかね-よ。」
「あはははッ……って、あの小高い丘にいるのは柚紀??と椎奈ちゃんッ」
『あ゙??』
丘を見てみると、そこには芝生に座っている椎奈と柚紀。
…なんか久しぶりに見たな。
「ゆ-ず-きッ!
なぁにしてん…「しッ!!」
何やらモゾモゾとやっている椎奈。
「…野良猫じゃん。 ケガしてんの??」
「う-わ-…大丈夫か??
猫の足。」
そう言って、椎奈に後ろから抱き付いたのは高良。
「ばッ…だから高良!!
くっつくな!!」
「陸??…と高良くんッ…重いです…ッ」
「んなことは気にすんな。 …椎奈不足なの。チャージさせろ。」
「しぃ…不足??」
「そんなことより椎奈ッ
…この猫、なんて言ってたの??」
「あ…なんか鋭いものが足に刺さっちゃって、歩けなくなっちゃったんだって。
そこを柚ちゃんが見つけてくれたんです。
…"ありがとう"と伝えてくれとのことです。」
「…そっかぁ。
良かったぁ…」
ふんわり笑顔の柚紀。
それは昨哉には十分過ぎるほどの破壊力となった。
「ゆ…柚紀ッ
さっき甘味処見たんだけど一緒に行かね…??///」
「甘味処…いいわ。
私今とても機嫌がいいから付き合ってあげる。
椎奈、行きましょ??」
「はい…ッ
陸、高良くん…行きましょう??」
「おぅ。」
「ああ。」
そして5人は甘味処に向かった。