天使のキセキ【短編】
次の瞬間
私の手に何かが収まりました


手元を見るとー…
綺麗なガラスの玉でした


私は私の手の中に
とても薄いガラスで出来た玉があることよりもー…
とっても
薄く透き通ったガラスの玉が
とても
あったかい事に
驚いていました


『な、なに?
これ、どうしよぅーー…』


私はそのガラスの玉を
ひとまず
鏡台の
鍵付きの引き出しの奥に
そっと
しまっておく事にしました


そして
その夜も疲れて
ろくに会話もせずに
先に寝てしまっている彼を
起こさないよう
そっと
ベッドに入ると
やがて
私も眠りに落ちました



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