恋のハードル高しッ!?
私の家から１０分歩くと駅がある。

「あっ！ユタカくーん！」

向かい側に白いフリフリのワンピースをきたいかにも面食いのユタカにお似合いの女のコと夏芽がいた。

「なっ！Wデートってそういうことかよ！なんで夏芽なんか！」

「勝手に入ってきたんだよ！」

「アナタが莉々菜ちゃん？」

「はぁ・・・」

「え！？ほんとに女のコなの！？男のコ観たいにイケメンだわ！」

「ふ・・・フランス人形！」

私は思わず叫んでしまった。

「はは、、そんなことないよ～」

「久しぶりだね！莉々菜ちゃん！」

「な・・夏芽ちゃん」

私は夏芽が大の苦手。

中学の同級生でタクが好きだったはずがいつの間にかユタに乗り換えてるし。

「えっと、この方は？」

「あっ！ごめんなさい・・・つい魅入ってしまって・・・。」

「ううん。。それよりキミ誰？」

私はなるべく冷たくないような口調で言った。

「長島唯花です」

名前まで可愛いじゃねーか。

長島唯花ちゃん。

白のフリフリワンピがお似合いでお人形さんみたいな女のコ。

「私は七瀬莉々菜。コイツの幼なじみ。よろしくね？」

「うんこちらこそ！」

「んじゃぁ早速行こっか！」

私は唯花の手を引いて歩き出した。

彼氏でもあるユタを置いて。
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表紙・目次

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