恋のハードル高しッ!?
「ねぇ、唯花ちゃん。」

「なんですか?」

「あのサ」

「うん?」

「・・・ゴメンやっぱいいや。」

言えるはずもない。

こんな事。

「相談なら・・・乗るよ?!」

「・・・ありがと、気持ちだけ受け取っておきます。」

私は自分から高校を離れてやっとわかった。

ユタがいなけりゃタクにすがっちゃうんだ。甘えちゃうんだ。

って。

いつもそうだった。

タクがいつも私のそばにいてくれて、慰めてくれる。

そんなタクが好きだった。

高校もおんなじところにレベルを合わせてくれた。

ホントは一高に行くはずだったタク。

タクの家は病院。

大きい病院の御曹司。

そんなタクは私にいつも合わせてくれる。

ユタカとは違って・・・・。

「・・・ちゃん・・・莉々菜ちゃん・・・莉々菜ちゃん!」

ハッ!

「ご・・・ごめん何の話だっけ??」

「もう!飲み物持っていこ?パフェ、きてるかもしれないよ?」

「あ、、あぁうん」

ホンマにええ子や・・・。

私たちは席に戻った。

「あっ!遅い!」

「ごめん。」

「はい、ユタカくん」

「おっ、サンキュ」

私たちは何時間か話し込んだ。
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