君に Ⅰ

「今日も疲れたー。」


そう言いながら、俺は図書室の中心に向かう。

このスペースはなかなか見つけることができなかった。


新しく置かれた本棚に隠れて、入口も狭くなっていた。


しかも、本棚が多すぎて、迷路のようになっていたからだ。

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