気づいてよ…
「松本さん?」
間違いなさそうだな…。
「はい」
2人で返事をすると、その女性は微笑んだ。
「こんにちは!ここの職員の長瀬沙耶(nagase-saya)です。2人の荷物はもう届いているから、中へどうぞ!」
入らない訳にもいかず、ゆっくり足を進めた。
「12時30分から昼食ね。部屋に呼びに行くから。部屋はこっちね」
説明を受けてから部屋に入った。
部屋は女子も男子も3人部屋らしい。
「お?新入り?」
でも、俺のとこは2人だった。