気づいてよ…
「そうよ、新人さん。仲良くね?」
それだけ言って長瀬さんはいなくなった。
「…」
「…」
沈黙。
俺もこいつも何も話さない。
俺は初対面は苦手なんだよ!
「あ…あのさ!名前は?俺は水田智也(mizuta-tomoya)。高1!」
え…年下?
「松本奏…高2…」
俺、緊張してる?
ぶっきらぼうな言い方になってしまった。
「え…先輩!?すみません!」
素直に謝ってる。
別にそこまで気にしてないし。