気づいてよ…



掃除が終わって時計を見ると、18時を示していた。


でも、よく見ると秒針が動いていない。


「電池…切れてるね…」


美都が言ったから仕方なくケータイを見た。


本当の時刻は19時。


そんなに長い間掃除してたのか…。


そういえば…。


「美都、父さんまだ?」


買い物からまだ戻っていない。


「あれ!?そういえば…」


美都も慌てている。


「ちょっと探してくる!」


俺は玄関を飛び出した。



< 190 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop